どうも、みやの(@miyanosanchi)です。
ミニマリストにとって充電器とモバイルバッテリーを兼用できるハイブリッド型のモバイルバッテリーって便利ですよね。
ハイブリッド型といえばAnkerの「PowerCore Fusion 5000」が有名です。

しかし、高出力のUSB-PD(Power Delivery)に対応していなかったので、急ぐ時などはどうしてもスピード不足に感じてしまうこともありました。

でもついに、PDと互換性のある後継機が登場したんです。
それが、Ankerの「PowerCore III Fusion 5000」です。

最大18W出力のUSB-Cポートと、最大12W出力のUSB-Aポートを搭載しており、スマホなどのデバイスを効率よく充電することができます。

素早く充電できて、充電器とバッテリーを兼用できる、ミニマリストにぴったりの商品です。
ということで本記事では、Ankerの「PowerCore III Fusion 5000」を徹底レビューしていこうと思います。
Anker PowerCore III Fusion 5000の仕様【重さ・付属品・PD対応USB-C】
「PowerCore III Fusion 5000」は、Ankerから発売されている4850mAhのバッテリー搭載のUSB充電器です。

仕様は以下のようになっています。
サイズ | 約78×71.5×30mm |
重さ | 約176g |
バッテリー容量 | 4850mAh |
ポート | USB-C:最大18W出力 USB-A:最大12W出力 2ポート使用時:合計最大15W出力 |
本体に折りたためるACプラグがついており、USB充電器としても使うことができます。

サイズは、約78×71.5×30mm、重さは約176gでiPhoneXSとほぼ同じ重さです。
バッテリー容量は4850mAhとなっており、最近のiPhoneシリーズであればほぼフルで1回分は充電できそうです。

参考:iPhoneシリーズのバッテリー容量
機種 | バッテリー容量 |
iPhone 11 Pro Max | 3969 mAh |
iPhone 11 Pro | 3046 mAh |
iPhone 11 | 3110 mAh |
iPhone XS | 2658 mAh |
iPhone X | 2716 mAh |
ただし、充電時のロスを考えるとiPhone 11 Pro MAXやPixel 4 XLなど、ハイエンドのデカいスマホは100%までは充電できない可能性もあるので注意です。
モバイルバッテリーに使われている充電池は一般的に3.7V。
容量10,000mAhの場合、電力量は10000mAh×3.7V=37,000mWh。
一般的に充電時に5V昇圧されるので、37,000mWh÷5V=7,400mAh(74%)となる。
あとは、容量分を100%放電できるわけではないし、ケーブル長ければその分ロスするし色々あって低下するそうです。
なので、例えば5,000 mAhのモバイルバッテリーを使用しても、3割ロスすると仮定すると、スマホに給電されるのは3500 mAh程度となります。
ちなみに本機の電力量は4850mAh×3.63Vdc=17.6Whとなっています。
出力は最大18W出力のUSB-Cポートと最大12W出力のUSB-Aポートの2つになっています。

CポートはAnker独自規格の「Power IQ 3.0」に対応し、Aポートは初代「Power IQ」に対応しています。
ポート | Anker独自規格 | 互換性 |
USB-C(最大18W) | Power IQ 3.0 | Power Delivery Quick Charge 3.0 |
USB-A(最大12W) | Power IQ | – |

要するにいろんな急速充電規格と互換性があるということですね。
2ポート同時に使用する際は、合計で最大15W出力になるので注意です。
入力はACプラグからの充電に対応しており、約2時間40分でフル充電できます。

バッテリー残量はインジケーターのボタンを押すことで4段階で分かります。

LED点灯 | 1個 | 2個 | 3個 | 4個 |
残量目安 | 25% | 50% | 70% | 100% |
本体の色は、発売日時点では白色のみとなっています。

前作は黒、白、赤の3色展開だっただけに、少し寂しい気もしますね。
付属品として持ち運び用のポーチがついてきます。

ベロア地の高級感のあるポーチになっているので持ち運びに便利ですね。

ただし、ケーブルは付属していないので別途必要になります。
USB-C to Cケーブル
C to Lightningケーブル
A to microケーブル
ミニマリストがAnker PowerCore III Fusion 5000を買った理由と評価
僕が「PowerCore III Fusion 5000」を買ったのは、単に使いやすいというだけの理由ではありません。
僕のようなミニマリストにぴったりの要素が詰まっているからです。
ということで、僕がこの充電器を購入した理由を3つ紹介します。
- 持ち物が減らせる
- 出力が高い
- デザインがシンプル
1.持ち物が減らせる
まず、モバイルバッテリーと充電器が兼用できるので、その分持ち物が減らせるというメリットがあります。
通常モバイルバッテリーは本体を充電するためにケーブルや充電器が必要です。
- 充電器
- 充電用ケーブル
- バッテリー本体
ですが、「PowerCore III Fusion 5000」であればコンセントに差すだけで充電が完了するので余計なものを持つ必要がありません。

家ではコンセントに差して充電器として使い、外出するときはそのままバッグに入れてモバイルバッテリーとして持ち運ぶことができます。
2.出力が高い
出力が高いのも買った理由の一つです。
これまでもAnkerの「PowerCore Fusion 5000」のようにハイブリッドタイプのモバイルバッテリーはありました。
しかし、ACコンセントに刺しているときには出力最大10.5Wと、最新の急速充電に比べると出力が低かったんです。


充電速度は速い方がいいに決まっていますからね。
実際、iPhone Xを1%から60分間充電した場合、バッテリーの出力(W)によってこれだけ差が出てきます。

出力5Wだと30分で21%しか充電されていないのに対し、出力18Wで充電すると30分で49%まで充電できています。
「PowerCore III Fusion 5000」であればUSB-PDと互換性がるため、最近のスマホであれば最大速度で充電することができます。
3.デザインがシンプル
デザインがシンプルなのも買った理由の一つです。


僕はデバイス関係を白で統一しているので、このシンプルさは魅力でした。
こんな人におすすめ
以上の特長から、特にこんな人におすすめです。
- 充電器とバッテリーを兼用して持ち物を減らしたい人
- シンプルな充電器が欲しい人
- 高出力のバッテリーが欲しい人
前作「Anker PowerCore Fusion 5000」との比較
前作の「PowerCore Fusion 5000」と「PowerCore III Fusion 5000」を比較すると主な違いは以下の通りになっています。
- サイズと重量
- 質感
- 出力
- インジケーター
まず、サイズと重量が若干違います。

サイズ | 重量 | |
PowerCore Fusion 5000 | 約72×70×31mm | 約189g |
PowerCore III Fusion 5000 | 約78 x 71.5 x 30mm | 約176g |
前作よりやや大きくなり、重さは10gほど軽くなっています。
また、前作はマッドな質感でしたが「PowerCore III Fusion 5000」はツルツルした質感になっていますね。
出力は前作がUSB-Aポート2つで、AC使用時最大10.5W出力だったのに対して、今作ではUSB-Cポートを1つ搭載し、最大18W出力になっています。


単純に充電時間が短くなるので、前作を持っている人は買い替えるのもアリです。
またインジケーターの位置が変わり、LEDも3段階から4段階に細かくなっていますね。

Anker PowerCore III Fusion 5000のよくある質問
ここでは「PowerCore III Fusion 5000」に関してよくある質問に答えていきます。
MacBookは充電できる?
12インチMacBookとAirはある程度充電できるかもしれませんが、MacBook Proは無理そうです。
主な機器のMAX充電入力はこんな感じになっています。
参考
機種 | 充電入力 |
iPhone 8~iPhone 11 Pro Max | USB PD 最大18W |
Google Pixelシリーズ | USB PD 最大18W |
MacBook(12インチ/2015,2016,2017) MacBook Air(2018,2019,2020) | USB PD 最大30W |
MacBook Pro 13(2016,2017,2018,2019) | USB PD 最大61W |
MacBook Pro 15(2016以降) | USB PD 最大87W |
12インチMacBookとAirは30W入力なので「PowerCore III Fusion 5000」の出力18Wでも充電できる可能性はあります。(実機未確認)
ただ、出力は足りていないのでPCを使いながら充電すると徐々に減っていくか、良くてもキープできるくらいだと思います。
最初からPCの充電を目的として購入するのはおすすめしません。
機内持ち込みできる?
モバイルバッテリーは、預け入れは禁止で、機内持ち込みは容量によって制限がかけられている航空会社がほとんどです。
「PowerCore III Fusion 5000」であれば、リチウムイオン電池の予備電池(本体に内蔵されていない電池)で100Wh以下(17.6Wh)という分類になります。
この分類であれば、記事執筆時点では機内持ち込みできる航空会社がほとんどです。(持ち込む際はショートしないようにしっかり保護しましょう)
本体下部に容量(17.6Wh)が書かれているので、保安検査で聞かれた際はここを見せればOKです。

Anker PowerCore III Fusion 5000レビュー|まとめ
ということで、「PowerCore III Fusion 5000」についてレビューしてみました。
ハイブリッド型の中でもPDと互換性があるとあって、充電速度を重視する人や、持ち物を減らしたいミニマリストにぴったりとなっています。
本記事が、愛用品選びの参考になれば幸いです。
以上、みやの(@miyanosanchi)でした。